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ディープ・ソウル・シンガーLEOのライブ・レポート
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2月7日(木) 《tribe》 公園通りクラシックス


半年ぶりのピアノデュオ tribe。
ソウルとは、声も態度も改めて、全曲 Nina Simone の世界に挑んでおります。

tribeの世界もようやく落ち着いてきた感があり、スタジオ・リハも順調。
歌に向かう直前の時間をなるべく静かな心持ちで過ごし、精神を整えてから臨まなくてはならない状況は相変わらずだが(笑)、とはいえ、この1ヶ月間、並行してLEODUOのライブやら、人のライブに飛び入りでソウルやらブルースを下世話に歌いまくったりしている割には、スタジオに入ってピアノが鳴って歌い出せば、すぐにこの世界に入れるようになってきた。かなり染込んできた実感がある。ふふ。

tribe については、今年あたりからそろそろ幅を広げていきたいと、色々な曲にあれこれと積極的にアプローチしている。実際に目の前に迫ったライブに間に合うか間に合わないかは別にして、この世界を追いかけるのが楽しくなり始めた状態。

最近は、Nina Simone のレパートリーの中でも、ジャズのスタンダード系の曲をむしろ好むようになってきた私だが、特にその歌詞の繊細な世界(そしてもちろん、それに対するNinaの表現力)に強く惹かれ始めている。
今まで、ずっと濃い soul ばかり歌ってきて、攻めの姿勢での生き方を学んで来た私(笑)。 嬉しいにせよ悲しいにせよ、とにかく強い愛の世界を歌いながら、英語という能動的な言語がもつパワーのようなものを感じていたのだが、ここへ来て、ちょっとその印象が変わりつつある。

たとえば、
   I get along without you very well
   Of course, I do…

     あなたがいなくたって、十分楽しくやっていけるわよ。
     もちろんよ。私。大丈夫、やっていけるわよ。

の歌詞で始まる I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELL [in:AND PIANO! (1969)]。
その後に、『でも、やさしく降り注ぐ雨の音を聞いてしまったらだめ…』とか、『春のことは二度と思い浮かべられないかも…』とか、繰言が訥々と続くのだが、そこらへんの思いの流れ方とかは、歌っているときの気持ちが、むしろ、日本語を使っている時のゆっくりと静観するような時間の流れ方と同じだったりする。

そして、
   I don't want him, you can have him
   He's not worth fighting for

     もう彼のことはいらない。あなたにあげるわ。
     争う価値もない男だわ。

で始まる I DON'T WANT HIM (ANYMORE) [in : AT TOWN HALL (1959)]
しばらく、お払い箱、だとか、愛してなかった、などと言ったあげく、後半になって突然、『私が彼にしてあげたかったこと。それは、本当は…』と延々と始まるのだが、それがまた、何とも身に覚えのある、日々の生活の中でごくごく些細で普通だけど大切なことのオンパレードだったりして(笑)。 YOU CAN HAVE HIM という別タイトルでも知られるこの曲、スタンダードなので歌詞は既成として、人によってそれをどんなトーンで表現するか。これを聴きながら、あらためて、ニーナ・シモンという人の表現力の素晴らしさに鳥肌がたつ思いである。うーむ。何とも絶妙な繊細さ。そして、もちろん、ピアノもすごい。



さて、私にもこんな世界が表現できるようになるのか。
折しも、年明けに、http://timino2008.net/  というサイトで、tribeの2008年の運勢占いをしてみたところ、
  【妄想】【妄想】【妄想】【土下座】
という4枚のカードを引いてしまった私である。
う。野卑なソウル歌手にとって、ジャズの世界は所詮妄想で、最後は土下座で終わるのか!?
と一抹の不安が頭をよぎりはしたものの、めげずに進みます。 這ってでも、1ミリずつでも。(笑)

tribeに関しては、どうしてもこの音環境とこのピアノを使いたいという強い思いがあるため、 平日ど真ん中の渋谷の夜、公園通りクラシックスにて敢行です。

今回も教会の地下で、皆さまのお越しをお待ちしております! (2008.2.3)





半年ぶりのtribe、無事終了。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
今回も、この場所で歌えて本当に幸せでした!
声がどこまでも天上に昇っていく心持ちがして、気持ちも召されてしまいました(笑)。
うーん。幸せっ 。教会の地下で歌って、久々に清らかな気分の私です。
天使のような歌声…とまでは言わんけどさ。(爆)



私が tribe だけは場所を移さず、できる限りこの場所で、と思うのは、ひとえに、ここの音環境にある。自分の声も、ピアノの音も、なるべく生の状態に近い自然なものをお届けしたいと思っていて、ここでは、それが最高に気持ち良いのだ。
 もちろん、PAのお世話になるのではあるが(バランス良くて感謝!)、デッドな所で強いPAに頼る環境より、自然な反響のある生の音の方が、音楽を立体的に感じていただけるのではないかと思い始めている。
 天井が比較的高いから、声は上へ上へと立ち上っていくようにも思えるし、程良い鳴りのおかげで、それが天から降ってくるように感じる時もある。そして、顔を向けて歌いかける方向にピンスポットで声を飛ばす場合と、空間全体に声を広げる場合の感触の違いもある。もちろん、私自身、まだまだ自由自在に声を操れるなんていうつもりはサラサラないが、一瞬、そんな気がする時はある(笑)。これは、まさしく、クラシックスに移ってきて初めて体験したことなのだ。声というもののここらへんのヒミツが知りたくて、今、かなり夢中になっている要素である。
(またコマカイことを書いてしまった。うるさいヤツだ、とまた色んな人に苦笑されそう。でも、それは実際に私が感じてる感覚なんだから、しょうがないじゃないさ。こういう感覚って、感じた時に書いとかないと、案外とアッサリと忘れるものなのよ。どんどん変化していくものだから。言ってみれば、小学生のアサガオの観察日記みたいなものです。双葉から始まって、花が咲くまでの変化に驚く。)

さて、tribe のライブも今回でようやく10回目。
 ニーナ・シモンに対する反抗期も無事に卒業したようで、今回は、tribeにしては、ちょっとソウル寄りのテイストの歌になったかもしれない。本来の意図とはそぐわない声が思わず出てしまって、『 わっ。 soul 根性がこんなところで出てしまったッ 』とか思う瞬間もなくはなかったのだが、今までのようにそれがマズイと思わないで済むぐらいには全体のトーンは整えることができたと思うし、何と言ってもこれまでよりは私自身ぐんと楽に自由になった。これなら、私の中から自然に歌が出るに任せてもそろそろ大丈夫そう、ということで、歌そのものにより没頭できるようになってきた感じだ。

それと同時に、相方の吉森さんとの“二人羽織”関係にも変化が出てきた。(と、これは、私の感覚ね。吉森さんがどう思ってるのか、まだ聞いたことないから。)。自由になった分、2人の音の対決、っていうのかなぁ、予定調和を拒み始めている感じなので、少なくとも私の中では緊張感が高い。隙をみては密接に声とピアノを自然にしかも繊細に絡め合わせたいけれど、しっかりと自立もしていたい、というのか。とにかく無限に楽しみ方があり得る、という感じ。本当にありがたい相方、お世話になっています。感謝!

今回は、私が曲を並べる係だったので、今までやった曲を眺めていたら、そういう意味で以前よりちょっと新鮮に歌えるようになってる気がして、ここのところしばらくやっていなかった曲も引っ張り出した。ニーナと少し距離をとって改めて聴いてみると、私の歌は彼女より少々メロドラマっぽいわね(苦笑)、って思ったのも新しい理解。
でも、もう迷わない。
 私がニーナ・シモンの音楽を通じて、手に入れたかったものが何だったのか、ようやく少しわかり始めてきたから。多分、それは、人間の本能に近い部分の泥臭さの表現、だと思う。良いところもダメダメなところも含めての人間らしさ、人間臭さ、っていうこと。なにしろ、本家はあれだけ“あからさま”な人ですから。強くて峻厳というイメージがまず先に立つが、同時に非常にやさしかったり、可愛いらしかったり、繊細だったりするし、一方で、明らかにトホホで情けない部分もあったりする。私も、tribeでは、これから、自分の本能に一番近い部分を正直に掘り起こしていけたら、と思っています。

今回の新曲は If You Knew 。こんなにブルーノートのかけらもない歌を歌うのって、幼稚園の童謡以来じゃないだろうか、というほど、私としては異色。ところが、最近こんなものも素直に受け入れられるようになっている自分がいるのに驚く。幼児返り? マサカね。
この曲が皆の心に届きますように!ってすごく真剣に思いながら歌ってる自分が新鮮。いや。他の曲の時だっていつも真剣なんですが、この曲の場合、その直球度が違うというかね。我ながら、あまりに何のギミックもない直球投げてる状態なもので、面白いです。

さて、今回のbeforeレポートでは、現在、tribeにおいて特に私の心を大きく占めている2曲について、勢いにまかせて思い入れたっぷりに書き綴ってしまったのだが、その後の冷静な(笑)最終リハにて、『せっかくなので、もう少し大切に詰めよう』、ということになり、残念ながらお披露目は延期。これを読んで期待して来た、とおっしゃっていただいた方もあったのに、申し訳ありませんでした。
今年の tribe の運勢占い、【妄想×3】と【土下座】とは、まさにコレだったわね。
全くダメ、というほどでもないとは思うのだが、あとちょっと。
私の中で、どのようなトーンの歌にするか、という点で、まだ少々解釈が入り乱れているので、もう少し“自分の気持ちとぴったり合う声”で歌えるようになってから、というつもり。
 実は、ここで強引に強行してひとまず皆さまに向かって歌いかけてみることで、それをはっきりさせてしまおうか、ということも頭を掠めたりしたのだが、他の曲たちのことも考えたら今回はぐっとオトナになって暴走はこらえる気になった。なぜなら、他の曲については、私の中で、ニーナの歌から一歩抜け出し始めて、かなり自分の声として歌えるようになってきているから。多分、その“歌との一体化”の度合いの差がつきすぎてしまうだろう。
 ということで、この2曲については、もうちょっと頑張って、次回、より良い落ち着き方に仕上げてから聴いていただきたいと思います。えーと、多分、です。(笑)
これからも、tribe、精進いたします。よろしくお願い致します。


ところで、今回は、相方の吉森さんに、MCで、
『 LEOさんとは、こんだけ付き合ってて、音楽の話しか したことないよね~。
 映画とか見るのって聞いても、“あたし、映画とか、あんまり見ないの”、
 で終わりやし。』
とバッサリ言われて、ちょっとギクッ(苦笑)。
うぇーん。ごめんよぅ。話の弾まない女で。
そう言われてみると、私、他の人と音楽以外の話ってあんまりすることないかも。
そうねぇ、世間話ねぇ。私はお酒も飲まないしねぇ。他の人と違うかもしれないなぁ(汗)。他に趣味ってないかしら? 料理の話とかは好きだよ。肉まんの皮には薄力粉と強力粉をどの比率で混ぜたらおいしい、とか、小籠包の場合は、ピザの場合は、とか、そういうのなら、結構、語れるんだけど…。これも話弾まなさそうだね。
 次回のリハまでに何かネタ考えときますから。
今後とも何卒懲りずにお付き合いよろしくお願いします。(爆)


今回、初めて tribe を聴いて下さった方も多かったが、いつもの皆さまはもちろん、初めての皆さまにも、私が“この場所で”tribeをやりたいと思っている生音の感じとか、私がこういう曲を通じてこういう空間を作りたい、と思っていることなどを共感していただけたようなのがすごく嬉しい。メッセージの数々、ありがとうございました!皆さまからのお言葉の1つ1つが、本当に心強く、励みになります。

 なかなかスケジュールがとれず、次回、また大分先になってしまうかもしれませんが、
 皆さまのまたのお越しを心よりお待ちしております。

【photo by Hideki Taniguchi】

※その他の写真は左欄メニュー「PHOTOs」からどうぞ。
Lady Soul LEO Web - PHOTOs-tribeに掲載しました。

おかしい…。
清らかな気分で1日を過ごしたはずなのに、ナゼか、いつものように暴れています(驚)
しかも、むちゃくちゃ、お行儀が悪い。モニターに、両足乗っけちゃってたりします。
皆さん、いつもこんなものを見てるわけ!? (-o-;)
言い訳するとね、うーんと静かな曲を美しく歌ってる時は、Taniguchiさんがシャッター音を気にして写真撮るの控えてくれてるからなのよ。本当よ。本当だってばさ。

ということで、差しさわりのない写真のみ、アップしました。(笑)
人生、一度、考え直します。


I - 1. Nobody's Fault But Mine、 2. Seems I'm Never Tired Of Loving You、 3. I Love To Love、 4. I'll Look Around、 5. Little Liza Jane、 6. I Want A Little Sugar In My Bowl、 7. Revolution、 8. Cotton Eyed Joe、 9. Children Go Where I Send You

II. - 1. O-o-h Child、 2. Everyone's Gone To The Moon、 3. Please Read Me、 4. Exactly Like You、 5. Little Girl Blue、 6. Sunday In Savannah、 7. In the Evening by the Moonlight、 8. Why? (The King Of Love Is Dead)、 9. If You Knew
E1. My Sweet Lord 、 E2. He's Got Whole World In His Hand


personnel:
LEO(vo), 吉森信pf
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