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ディープ・ソウル・シンガーLEOのライブ・レポート
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10月24日(月) 《tribe》 メビウス


 残念ながらスランプ。久し振りにtribeのリハをしたら、何だか以前と調子が違う。全然ピンとこないんである。こんなことは滅多にないので、少々困っている。1ヶ月あまりほとんど音楽と無縁な生活をしていたこともあるが、それだけじゃない。特にtribeは大変なのだ。私にとって、歌の“引き出し”を増やすために普段とは違うことに挑戦している最中のセットなので、そもそも相当な調整が必要。どうする ? ! どうなっちゃうのよ、tribe ?
 歌のフレーズとか節回しを忘れているわけではない。身体的に声の出し方やトーンの感じを忘れてしまっているのだ。声を出した瞬間に『アッ ! 違った。』なんて思ってたりする。我ながら歌が雑で粗い。例によって勢いだけはあるんだが、このセットではその種の勢いは不要。わかってはいるのだが、微調整が効かない。
 歌で空間を作りたい、という点はソウルやR&Bなどの場合と同じだけれど、使いたい声の種類は全く別種だし、作りたい世界も違う。何と言っても歌う時の気持ちのあり方が違う。tribeで目標とする世界を作るには、最近、気持ちがざわつき過ぎているようだ。少し気持ちを静めて緊張感を高めてかからないとせっかく掴みかけた音楽が台無しになってしまうと反省。今週末にもう一度リハをするので、そこで何とか“心身ともに”再調整してライブに臨もうと思う。
 しかし、tribeはなかなか前進しないセットだな。今回を機にもう少し定期的にできればいいんですが。 間に合えば新曲2曲を追加して19曲を3部構成で。 (2005.10.19)





 ようやく間に合って何とか無事終了。今回のtribeは難産でした~。beforeでは軽軽しくスランプと書いてしまったが、スランプとは、精進を重ねた上で頭打ちになって行き詰まる状態を言うのであって、精進不足の今回はスランプなどと言ってはいけなかったのだ。反省。前回のライブから8ヶ月も間があいてしまったうえ、今回のスタジオリハは2時間+4時間の2回のみ。いつもなら1回のライブに向けて最低4時間×3回はリハしてたことを考えると少ない。tribeは時間がかかるのだ。
 tribeのリハは濃い。他のリハだったら、曲をさらう間にちょっとした感想を雑談(?)したりする時間があったりするけど、tribeの場合はそんな場面もほとんどなく、2人でひたすら音楽やってる感じで、終わるとかなりぐったりする。
 私にとっては、tribeは他のセットとは全く違う意図をもっているユニットだけに、練習しなくてはいけないことがたくさんある。しばらく離れている間にその世界を忘れてしまい思い出すのに苦労してしまった。まずは声の種類。曲によって違うけれど、基本的にはいつもよりトレブル強め、倍音も増やさなければならない。ブレスにも気を使う。全体的に、息の圧を一気に発散してしまわないように一旦お腹の中に溜め込んでからコントロールしてじっくり声にしていく感じで、ブレスを間違うと全部が壊れてしまう。私の分類によればジャズ・シンガーの唱法だ。普段、雑な私にはこれまた大変。
 そして、何よりも気持ちのあり方。ここのところ何だか気持ちがざわざわしながらキリキリと日々を送っていた私には、これが一番の問題点だった。1回目のリハが不調に終わった後、あらためてNina Simoneの曲を聴き直してみようと思ったらそれに気づいた。落ち着いてじっくりと聴いていられないのである。『あ。ちょっと後にして。それが大事のなのはわかってるけど、今、忙しくてそれどころじゃないから。』と言わんばかりの、まるで深く考え込む状態に入り込むのを拒否しているような精神状態。一体、何をそんなに急いでいるのか ? 時間があまりに早いペースで回りすぎている。ということで、その後は約2週間、普段の生活を、なるべく静かな精神状態で過ごすことにした。文字通り、“精進潔斎”して…みたいな感じで笑い話みたいだけど、何とこれがやはり正解だったのだ。その後、本番2日前に行った4時間リハの後半では、思わず吉森さんと顔を見合わせて、『ど~しちゃったの ? これ ? 何だか、今の演奏すごくなかった ?』、と びっくり。 『こんな感じで演奏できたら、私たちってもしかしてスゴイんじゃない ? 』と思わず自我自賛するような、これまでになく良い出来の曲もあったりして一気に上機嫌になったのだ。

 さて、当日。初めてのお店、しかもPAも自分たちで操作、ということなので、マスターにお願いして少し早めに入れていただきサウンド作り。メビウスは天井が高く、おしゃれでキレイなお店である。例によって、PAセッティング前にナマで声を出して響きを確認してみると、これがすごく音の跳ねる作りのハコだった。いつも思うのだが、こういう場所で、無人の時の音のまま歌もピアノもナマで演奏できると、気持ち良いのだがな。しかし、たいていの場合はお客様が入ると音が吸われて響きが変わってしまうし、そのギャップがどの程度あるかは客数にもよるしお店ごとに違う。色々チェックした結果、席によって音がかなり違うことがわかったので、結局ピアノもマイクで拾うことにして開店後の音の変化も考慮してPAを少し強めに調整。後半でどうやら気に入る音のバランスを作れて一安心。ここまでたっぷり2時間。
 8時に第1部開始。その1曲目。いや~。驚きました。予想以上の音の変化。たじろいだ私が一瞬振りかえると吉森さんも目がきょろきょろしている。一気に緊張感が高まる。残念ながら、音楽の、ではなく、演奏者の緊迫による緊張です。とほほっ。曲によってはその内面の動揺が影響して音が右往左往してしまい、リラックスして2人で一緒に音を楽しみながらというよりは、相手の音を必死になって聴きながら、自分たちの出してる音(声)をコントロールしつつ、葛藤しながら音楽を進めていく感じに。まぁ、以前よりは多少底力がついたのか、人様に聴かせられないほどひどいようなことにはならなかったとは思うが、すっご~く疲れた状態で、ほうほうの体でなんとか第1部終了。第2部との間にあわててPAを再調整する。第2部は音が少々改善して、ようやくちょっと落ち着いた精神状態で演奏できるようになり、そもそもこのライブで作ろうとしていた世界を作るのに着手。第3部は、音に慣れたせいか、はたまた遅い時間帯でお客様の数が少し減ったせいか、音の感じはさらに改善。また個人的にはまたいくつか新しい声を試してみてわりと気に入ったので、ちょっとシメシメ。今後この方向の声の鳴らし方をちょっとトレーニングしてみようと思う。結局、音の感じとしては、リハ→第3部→第2部→第1部の順によかったことになる。何だかな、と思うものの、よい経験になりました。曲によって“良かった”、“まあまあ”、“う~む… ? ”と色々あるが、平均すると第1部50点、第2部60点、第3部65点、という感じでしょうか。
 終演後、自分たちの“音”を表現することについて、吉森さんとあらためて決意を再確認。私たちが伝えたい音楽とは単なる音符の連続ではないのである。さらに頑張らな。何と言うか、今までより一層、“自分たちの音に対する責任感”が高まったような感じで、かえって行く先への気持ちは燃えている。私としては、tribeはようやく第一段階を越えた気がする。
 さて今回は、新曲としてThat's Him Over There、Everyone Gone To The Moonの2曲を投入したが、当初の心配とは裏腹に、出来はこれまでの曲と比べても悪くはなく、つまりは、比較的短い時間でもすんなりと自分たちの中に落とすことができるようになってきているように思う。私たちなりの呼吸というものができつつある。今までの苦労を思うと、これはちょっとびっくり。Isn't It A Pityの新しいアレンジも大正解(特に、当日のリハではすごく良かったんだ~ ! )だったね。そして、tribeを始める前は、私が一生歌うことはないだろうと思っていたような(吉森さんが選曲、私はかなりゴネた)I Loves You Porgyのような曲が、すごく自然に自分になじみつつあるような気もするのも嬉しい誤算である。やっぱり、人間、四の五の言わずとにかく謙虚に努力してみることが肝心である。とはいえ、前回2月ライブに苦杯を舐めた****(←くやしいので今回も曲名は伏せとく)は、今回スタジオリハで1度、出口を見つけたと思ったものの、本番では、また満足いかず。思わぬ難敵なり。いつか何とかしてやる ! それ以外の曲はアベレージが安定してきているし、あとは、ライブのペースをもう少しあげて、経験を重ねるだけだ。tribe、歩みは遅いけれど、着々と前進している。次回を是非お楽しみに !


I - 1. Backlash Blues  2. Seems I'm Never Tired Of Loving You  3. That's Him Over There  4. Please Read Me  5. Marriage Is For Old Folks  6. I Want A Little Sugar In My Bowl  7. Sunday In Savannah   8. Children Go Where I Send You 
II- 1. O-o-h Child   2. Mr. Bojangles   3. Revolution   4. Isn't It A Pity   5. I Loves You Porgy   6. I Shall Be Released 
III - 1. Seems I'm Never Tired Of Loving You   2. That's Him Over There  3. My Baby Just Cares For Me  4. Little Girl Blue  5. Marriage Is For Old Folks   6. Everyone Gone To The Moon   7. Exactly Like You   8. Cotton Eyed Joe  

personnel:
LEO(vo), 吉森信pf
2005/10/30(日) 04:38:00 | tribe | Trackback(-) Comment(-) TOP▲ |

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