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ディープ・ソウル・シンガーLEOのライブ・レポート
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9月4日(日) 《LEODUO》  Howlin' Bar (大阪)


 大阪は初めての土地。対バンの“nakomi とその愉快な奴隷たち”の皆さんも初顔合わせ。
 今夏は色々な都合で、一旦立てた予定が二転三転してしまったのだが、LEODUO関西行きがようやく 9月第一週に決定した時、たまたま別のことで連絡があったnakomiさんに、大阪でのライブが可能かどうか問い合わせてみたら、快くブッキングしていただいた。時間の制約が大きい中でのご尽力に感謝している。特に、Howlin' Barは、ブルース系ミュージシャン先輩方からよく噂を聞くお店なので、とても楽しみにしている。
 nakomiさんとは、実は、彼女がSSB(塩次伸二バンド)の一員として東京ツアーに来た時に1度お会いしたことがあるだけなのだが、プレイヤーとしての活動の他、関西方面でのブルース・イベントのまとめ役としてもよく噂を聞いていてなんとなくよく知っているような気になっている。とにかくいつでもパワー全開で『ブルースが大好きッ ! 』って言ってるような印象の人である。彼女がリーダーをしているブルース・バンドとご一緒するのを楽しみにしている。
 この日のLEODUOはブルース寄りの選曲でお届けする予定。 (2005.8.29)





 いきなりマヌケな訂正だけど、まず、大阪は2度目でした。そういえば、昔、伸ちゃんに呼んでいただきグラン・カフェ(だったか ? )というところで歌ったことがあったのだった。とはいえ、あれは自分で企画したものではなく、言わば単に“連れていって頂いた”ようなものなので、積極的な意味としては、まぁ、今回が初ライブ、ということでいいのかもしれない。
 さて、前夜打ち上げの盛りあがりのおかげで、4時就寝、9時起床。5時間睡眠なら問題ないはずなのに、身体が重いまま大阪・塚本へ向かう。慣れぬ移動に手間取って20分も遅刻して、マスターつるさんおよび対バンの皆さんをお待たせしてしまった。人生で5度目の遅刻である。皆様、本当に申し訳ございませんでした。もうしません。のっけから最低な滑り出し。ちょっとめげる。
 ハウリン・バーは塚本駅から歩いてすぐ。狭い階段を上がると、お店は予想していたより広い。これまで諸先輩方のライブの写真でよく見ていたゲイトマウス・ブラウンの大きい写真ポスターもあるある。いい感じだ。ただ、ステージの向きは最近変更したとのこと。ご挨拶もそこそこにLEODUOのセッティングをしてリハを開始した。前日と比べ、この日は私の方が調整に手間取りなかなか落ち着かない。頭はボーっとしてるし、第一、声の出が悪いのだ。これは昨日歌ったせい、というよりは打ち上げでしゃべりすぎたせい。声をツブすのは、たいてい本番ではなく打ち上げである。ギターとのバランスがとれずに不安になりちょっと神経質になる。しかし時間もないので、本番ではPAで最大限補強して頂くことにして、音の確信もてぬままLEODUO分リハ終了。開演まであわてて、ドサクサだった部分の打ち合わせ。
 本番は、nakomi とその愉快な奴隷たち(nakomi & her slaves 略してナコスレ)でスタート。ギター・ボーカルのリーダーnakomiさんに、男性陣のギター、ベース、ドラム、ハープ、サックスという面々による6人編成のバンドである。うち2人はちょっと強面。以前から、“女王”と“奴隷”というネーミングは冗談か、と思っていたら、結構マジ(?)である。リハで、nakomiさんのひとことにバンドが実に従順に従うのにびっくり。べつにキツイお達しがあるわけではないんだけど、ちょこっと一言あると実にスムーズに対応する。“女王が一方的に命令する”というのではなく、メンバーの方がnakomiさんを心の底から一生懸命サポートしようとしているのがよくわかる。奴隷といっても“自発的な奴隷”ですね。すごいな~。こんな美しい光景は初めて見ました。実に羨ましい。
 全メンバーが上手で音がきれい、サウンドのバランスとかアンサンブルに気を配った端正なバンドという印象を持った。私は個人的にはドラムの奴隷no.358さんの“皮の音がする”スネアがお気に入り。そして5弦ベースのno.108さんも音がよく締まって上手いんだな。いいコンビである。no.5さんは塩次伸二さん(=伸ちゃん)の弟子だけあって、“伸ちゃんの音色”にあこがれてる感じがよくわかるギターで思わずニヤリ。サックスのno.236(?)さんは、後ろでクールにやってる感じだが、ソロになると音が熱くなる。逆にハープのno.10さんは、オフステージの挙動からしてやんちゃ、他メンバーの作ったサウンドの上にのって暴れまくる。そしてnakomi女王。ギターにも歌にもブルースが好きで“一生懸命”な感じが出ていて、女王、というよりは、夢中になってる感じがむしろ少女に近い。あと、全面通して漠然とではあるが、「この人はやさしい人なんだな」と感じた。
 中盤で、ナコスレのゲストボーカル真野裕美さんが登場して1曲。彼女は、現在New Orleansで音楽活動を続けている人なのだが、今回来日中にかの地がハリケーン「カトリーナ」の被災に会ってしまった。あちらに残っているご主人や愛猫のことで心配や不安で一杯であろうに、そんな様子は微塵も見せない。歌い出した途端に、ダイナマイトの箱にが一気に発火したような、力強くパワーを発散させるような歌である。あっというまに周囲の人にもその元気が引火していく感じ。このパワーは、彼女自身の明るくたくましい芯の強さそのもの。見かけも中身もすっかりアメリカ人、いかにも“ニューオリンズのママ”っていう感じだった。
 さて、曲はブルースのオンパレードだが、nakomiさん曰く、「今回のテーマは転調」というだけあって、アレンジにも時間を割いているらしく、surpriseな転調が多い。tutti fruttiでおおっ ! …なんて思ってる頃に、伸ちゃんがこっそり来店。nakomiさんのみが事前に知っていたらしいが、ステージからは見えない入口付近に腰をおろしたため、メンバーはまだ気づいていない。ステージ終盤に近づいた頃、女王から師匠の来場がおもむろに明かされるや、バンドのメンバーは途端にザワザワそわそわ。『なんでよりによって、今、言うかな~ ! 』『終わってからでよかったのに ! 』の大合唱。女王はニコリと笑って知らん振り。しかし、その頃、客席の奥ではもう1人、緊張が高まって静まり返っている男がいたのだ。その名はアヤマチ。

 アヤマチさんが伸ちゃんの前でギターを弾くのは、約30年前、ウエストロードブルースバンド以前の大学の音楽サークルでの活動以来のことという(ライラック・レインボーというバンドで伸ちゃんの加入が決定したためにギターからベース担当になったらしい)。常々、『考えてみれば、俺は、伸ちゃん、山岸という日本の2大ギタリストとバンドをやってたわけで、これはすごいことだな…』と言ってるだけあって、その緊張具合たるやちょっと見たことない。そのせいかどうかわからないが、例の2台つないだアンプのうち1台がスタンバイ状態になったままなのに気づかず、『おかしいっ。ボリューム上げても上げても全然音が大きくならへんっ。』と思いながら四苦八苦していたらしい。最後から2曲目のWho Do You Love まで来て、立ちあがってもう一度音量を上げようとして初めて上のアンプから音が出ていないことに気づいたとのことだった。私も歌いながら、何だかギターの“広がる方”の音色が聞こえてこないなぁ、お客さんが入って音吸われちゃってるのかなぁ…と不思議には思っていたのだが、そんなことだったとは…。とほほっ。さすがLEODUOだね。ドサクサ。
 そんなこんなで、いつもよりこもったちょっと変なギターサウンドだったとはいえ、全体としての出来はまずまず。ハウリン・バーの音響はやりやすく、LEODUOに向いてるという印象。心配されていた私の声といえば、最初はPAでがっちり補強していただいてスタートしたものの、No Woman No Cryで興奮して立ち上がって歌ってるあたりからどんどん出てきて、続くCry To Meでは音が割れ、つるさんがあわててPA卓へすっとんで来るのが見えました。扱いにくくて本当にゴメンナサイ ! そして、何より、お客様には配ったパーカションやコーラスで参加して頂けたし、いつも通り、“そこにいるみんなでガチャガチャやる”楽しさを味わえた。ということで、75点をあげよう。また、ナコスレのメンバーから、ハープ(Mama~)、 サックス(Who Do You Love)の両奴隷さんをお借りして、一緒に演奏していただいた。一緒に音を出すっていうのはその人のことが一層よくわかるようでホントに面白いな。ちなみにWho Do You Love ではロング・トーン・コンテストを開催した(?)のだが、1回目のトライではサックス、2回目(サックスは棄権)のトライでは若い男性のお客様が優勝。皆様、来年も勝負いたしましょう !
 最後はアンコールをいただき、小堀さんベース + 伸ちゃんギター、ナコスレの皆さん(ベースHEKOさん、今回はごめんなさい ! 次回は是非ご一緒にお願いします ! )で、まずはnakomiさんかねてよりご所望の4割ウエストロード・ブルースバンドでT-bone Shuffle。やはりすごいですな。続いて、裕美さんにも加わっていただいて、New Orleans の代表曲ともいえる『聖者が街にやってくる』を全員で歌って大団円。めでたしめでたし。



※ この日は、裕美さんは米国帰国前、日本での最後のgigであった。終演後になってようやく、彼女から、それまでこらえていた不安、被災したNew Orleans に対する思い、これからの決意を聞くことができた。もう帰国の途についた頃と思うが、彼女にはあの歌のように明るい力強さで頑張ってほしい。応援する気持ちで一杯だし、こんな時に出会えたのもご縁だと強く思っている。そして、nakomi女王こと田中名鼓美さんは、その幅広い人脈と持ち前の行動力を生かして、この日を機に既に被災したミュージシャンを支援する財団への募金支援活動を立ち上げている。そのバイタリティーにはただただ敬服するとともに協力さてせいただけることに感謝している。
 音楽だけではなく、とても大切な出会いの1日になった。


1. Oh Me Oh My  2. Women Be Wise  3. I Need Your Love So Bad  4. Mama, He Treats Your Daughter Mean  5. Honest I Do (誤vo)  6. Iko Iko 7. No Woman No Cry  8. Cry To Me  9. Who Do You Love  10. Bridge Over Troubled Water
E1. T-Bone Shuffle* E2.When The Saints Go Marchin' In*$ (with ; *= nakomi とその愉快な奴隷たち + 塩次伸二g : $=真野裕美vo (from New Orleans)

personnel:
LEO(vo), 小堀(正)誤g 
* c/w nakomi とその愉快な奴隷たち+真野裕美 (ゲストvo) 、 塩次伸二g(飛び入り参加)
2005/09/09(金) 00:23:36 | LEODUO | Trackback(-) Comment(-) TOP▲ |

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